ご挨拶 2017.7.17
ご挨拶 2017.7.17
一昨日(2017.7.15)、いまや恒例となりつつある出張睡眠公開講座での講演「睡眠の重要性と良質な睡眠のとり方」と実技指導を終えたところです。今回は、静岡県駿東郡の清水町の皆さんが大勢来ていただきました。(精神・神経科学振興財団・睡眠健康推進機構の事業)
清水町福祉センター
学校の授業につきましては、二つの学校(埼玉県立高等看護学院と坂戸鶴ヶ島医師会立看護専門学校)における延べ3か月間の講義が終わりました。なにはともあれ、ホッとしたところです。この次は、7月31日台北市での大学の先生方への講演です。
手術用椅子の新バージョン (産業医大と)
台北での講演の後は、日本に戻ります。いよいよ最終段階に到達した眼科外科手術用椅子の評価のため産業医科大に行きます。
以上、まずは近況の報告です。
ご挨拶 2017.3.8
ザルツブルグ 2017.2.20
撮影: Erika Balon
いつもホームページをご覧いただきありがとうございます。一週間前(2月23日)にドイツ語圏労働科学(人間工学)学会の春の学会発表を終えて帰国しました。
1 弊社の事務所移転と熊本オフィスの新設の結果
昨年は、事務所を熊本に移転しました。理由は、会社の諸活動を反映するべく、多機能化。もちろん経費節減もあります。
結果 とても満足しております。移転当初、熊本が被災しました。このため、実際の稼働は8月と大きくずれ込みました。現在は、事務の統括、各関係先への意思伝達などスムースに運んでおります。地元の病院や理学療法士の方々との関係も徐々に出来つつあります。仕事の仕方は、マルチタスク(複数のタスク(仕事)を平行して進めていくこと)です。マルチタスクとは、結局、自宅内で家族労働を中心に営まれる小規模の工場すなわち家内工業とよく似ております。ツールは、Skype です。
いま弊社が取り組んでいること
一番の大仕事は、手術用の椅子の開発です。しかし、他にもいくつか進めております。
1 「ここちよい眠り・困った眠り~快眠生活を手に入れよう~」
睡眠健康推進機構の講師として、各地の自治体が主催する講演会で中高齢者の方々の睡眠指導を始めました。市民が簡単にできる自宅での寝具の改良と睡眠姿勢や寝返り、呼吸しやすい枕の作り方を実技指導させていただきました。今年は、神奈川県平塚市と静岡県清水町です。
2 手術用椅子の新バージョン 産業医大と
すでに弊社は、開発を行い発売しておりますが、それとは別タイプのものが試作されており、さらに量産化に向けて部品の設計等進めております。
3 他の開発品
・弊社初の運動具 腰椎伸展座椅子 腰いいな の開発 整形医豊田耕一郎先生との共同開発です
・自動車で使える仙骨サポート座布団 三菱自動車のシートメーカー丸菱との共同開発です。
4 ドイツとの懸け橋
今年のGfA(ドイツ語圏の労働科学学会 IEAのメンバー)で野呂が上席会員 (Senior mitglieder) に推挙されました。少しは日独の懸け橋になればと思い若い研究者に働きかけようと思います。
4 HPの編集
ショップの商品一覧の新設を行いました。
トップページのデザイン変更を行うべく進めております。
以上 2017.3.8
以下は、1年前のご挨拶です。
まず弊社の仕事の体制を一新させることの報告と1月1日のご挨拶の各項目のその後についてお話します
ながいこと事務所にしておりました麹町番町から以下のような機能展開を行うことになりました
(1) スタジオの新設 今までは大学の施設を利用しておりましたが、小さいところですが椅子や家具の設計などに利用するためスタジオを新設 すでに稼働しております
(2) プロジェクトの統括と経理 熊本に移転します。 8月から稼働の予定
(3) 応接・面会等は、従来通り大学です。
今年の計画の途中経過
1 産業医科大学の眼科との共同研究いま、一年目の報告書をプロジェクトメンバー全員で執筆中
2.耳鼻咽喉科頭頸部外科の柴田講師との共同研究
小山東北大准教授により3月2日ドイツの学会での報告を果たしました。今年は6月に実験を予定
3.今年の椅子の開発「医師用椅子」
試作2号が3月23日、産業医大でテストの予定
4.素材の開発
3次元コイルについて、滋賀県の研究所で3月18日耐久テストを行います
以下は、今年元旦の挨拶です
エルゴシーティング株式会社は、創立以来16年となりました。今年の計画を昨年を振り返りつつ申し上げたいと思います。
1 昨産業医科大学の眼科との共同研究が進んでおります
年から開始のプロジェクトとして、古巣の産業医科大学の眼科との共同研究(リーダー眼科学講座近藤教授)です。これから学内の倫理委員会に申請しますので、3月から4月にスタートの予定と記しましたが、その後順調に進みました。すでに、日本人間工学会関東支部会で研究メンバーの一つ早稲田勢による報告1)と日本眼科外科学会総会2)の報告を皮切りに他分野での報告が予定されております。プロジェクトは、まだ終了しておりませんが成果にたいする期待は高まっております。
2.耳鼻咽喉科頭頸部外科の柴田講師との共同研究も
産業医科大学との共同研究は、眼科だけではありません。耳鼻咽喉科頭頸部外科の柴田講師とも行っております。
テーマは、呼吸と枕の関係を明らかにすることです。すでに、昨年10月末に看護人間工学部会(日本人間工学会)の研究会で報告3)、さらに3月上旬にはドイツの学会で報告4)が予定されております。
3.今年の椅子の開発は、「医師用椅子」
昨年は、プラネタリウムシアター(四日市市博物館)に140脚の椅子を開発しました。同時に、ニッセンの依頼でソファーを数種開発しました。この二つの全く異なる椅子に関わることで学んだことは多くかつ貴重な体験でした。これにより、今年の椅子の開発と素材の開発に弾みがつき、久々に医療に関わる椅子の開発を行います。
4.素材の開発
どのような椅子や寝具を開発するとして、素材をどうするかは重要なアイテムです。よく性質のわかった素材たとえばウレタンフォームを使うことが安全と言えますが、ほんとうにそれで良いか。大きな企業が冒険を避ける傾向にあるとき、弊社の様な会社は革新的な仕事をすることに使命があるして、あらたな素材に挑戦することも必要であると考えております。そこで、今年の椅子や寝具(枕)は新たな素材をテストすることから始めております。具体的には、三次元プラスティックばねと化繊綿のシリコンコーティングしたものを試しております。詳細は、いずれ紹介できると思います。
5.熊本オフィスの開設
さまざまな事情により、熊本市城南に新たなオフィスを作ります。5月を予定しております。これに従い、東京・千代田区の番町オフィスは閉鎖する予定です。東京での業務は本社オフィス(高田馬場)で行います。
研究の発表
1)眼科顕微鏡手術執刀医の姿勢に関する人間工学的評価
○村重新*,三家礼子*,渡部晃久**,野呂影勇*,小山秀紀***,藤木通弘**,
戸上英憲**,八谷百合子**,渡辺候子****,石橋真吾**,森田啓文**,近藤寛之**
*早稲田大学, **産業医科大学, ***東北大学,****エルゴシーティング株式会社
2)眼科顕微鏡手術執刀医の作業姿勢の違い
〇渡部晃久(産業医大)、野呂影勇(エルゴシーティング、早稲田大名誉教授)、小山秀紀(東北大医工学)、三家礼子(早大理工学研究所)、藤木通弘(産業医大人間工学)、戸上英憲(産業医大医科物理)、八谷百合子(産医大保健センタ)、渡辺候子(エルゴシーティング)、石橋真吾(産業医大)、森田啓文(産業医大)近藤寛之(産業医大)
3)呼吸曲線と頭部可動域から見た枕の開発
小山秀紀 東北大学
野呂影勇 早稲田大学・エルゴシーティング㈱
4)Design of pillows in view of breathing frequency and range of head motion
Hideki OYAMA1, Minori SHIBATA2, Kageyu NORO31Graduate School of Biomedical Engineering, Tohoku University 2Health Center, Department of Otorhinolaryngology and Head and Neck SurgeryUniversity of Occupational and Environmental Health, Japan 3Waseda University, ErgoSeating Co., Ltd.
- 呼吸枕
- 医師用椅子(産医大版)の開発
- 取扱説明書
- 素材の特性から選ぶクッション
- 星観(プラネタリウム)椅子の開発
- 巻きずしロール
- 骨盤ざぶとん
- 仙骨サポート座布団
- 仙骨サポート座布団(SSZ)の効果の検証
- レストランの椅子
- 航空機用シート
- カーナビゲーション用リモコン
- アクセルとブレーキの踏み間違い 研究
- 講演ー実験と製品化人間工学 2017.7
- Ergonomics has an important role to play for supporting economic and industrial activities.
- ダイムラー社ベンツ最新Eクラスのエルゴノミクス体験
- 人間工学入門その1 何のためにあるのでしょうか
- その2 いつ頃から人間のことを考えてものを作るようになったのでしょう
- その3 参加型人間工学
- 講演 人間工学による物作り その1ー5つの鍵
- 講演 人間工学による物作り その2ー事例1キッチンナイフ
- 講演 人間工学による物作り その3ー事例2 椅子
- 講演と論文・記事
- 国家試験問題(人間工学関連)の傾向と対策
- 目次と趣旨
- 第1章 看護のためのエルゴノミクスとは
- 第1章 1.2 人間工学で必要な人体の知識 1.3 ICTの活用
- 第3章 看護師の動きを時間で測る
- 第4章 患者の満足を調べる
- 第5章 病室の患者のゆとりを測る
- 第6章 椅子・パソコンと健康障害
- 第7章 医療ミス