歌舞伎座の椅子の座り心地
歌舞伎座再訪 2015年2月大好きな積恋雪関扉(つもるこいゆきのせきのと)を観るため、今度は三階A席に座りました。
3階のA席 ここからでも花道見れます。
ファブリックの豪華なのは、1階と2階だけのようです。膝の間隔は狭いですが、落ち着いた座り心地でした。念のため1階の椅子も座ったのですが、最初の頃不評だった前すべりも時を経て解消気味の様でした。
2013年4月から新しく開場された歌舞伎座の客席の椅子の座り心地はどうでしょうか?7月の公演 昼の部 加賀見山再岩藤 を観たときの印象です。写真1のように美しいファブリックで松竹のマーク入り。色調も劇場に合って観客の気持ちを盛り上げます。
新装 歌舞伎座の椅子
しかし座り心地はあまり感心しません。まず、背当てAが、太鼓張りとでもいうのか、よいクッションの持つジワリとした沈み込みがありません。手で押すと、パカパカとした感触です。肘掛Bは、細すぎて隣の人との共有はつらいところです。座席Cは、前すべりがきつくて、長時間姿勢を保つのに苦労しました。耐久性重視のファブリックが、問題なのかもしれません。
もう一つ気になったことは、下の写真のように背当ての下部Dが金属板だということです。
背当ての下部が金属板!
これは意外でした。音楽ホールほどではないにせよ、音響的には感心できません。
終演のころには、くたくたになりました。新装歌舞伎座の椅子ですから、これが今後の日本の劇場のスタンダードになりかねません。ちょっと残念でした。
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