看護と仙骨サポート座布団
さる9月3日大阪の森ノ宮医療大学において看護人間工学部会研究発表会が開催されました。(大会長 同大村上生美教授)
このなかで、野呂教授の最新の研究について二つの発表がありました。また会場でデモンストレーションが行われました。
発表テーマ その1:仙骨を支える座布団の効果
発表者 稲垣能嗣(丸菱工業)野呂影勇
その2:靴を脱ぐ動作の研究と開発
発表者 野呂影勇
デモ その1 の仙骨を支える座布団について、ここでは述べます。
看護の先生方や大学院学生に仙骨サポート座布団を体験いただき稲垣さん(丸菱工業)と意見交換しました。
写真1 研究会展示ブースでの仙骨サポート座布団のデモ ご覧の椅子の上で評価してもらいました
仙骨サポート座布団についての集計結果
その1 看護の先生方が興味を持った点 下表のとおり、1位 正しい姿勢になること でした。
その2 座り心地は下表のとおりでした。
男性はやや小さいという評価でした。座布団のサイズ自体は問題ないので、おそらくサイドのサポートが腿に当たるからでしょう。 ビーズ寄せ”Beads to ergo-fit” を行うと簡単にサイドが広がります。ビーズ寄せは、パッケージの箱やリーフレットにも載っていますが、このホームページでも別のページで説明します。
- 呼吸枕
- 医師用椅子(産医大版)の開発
- 取扱説明書
- 素材の特性から選ぶクッション
- 星観(プラネタリウム)椅子の開発
- 巻きずしロール
- 骨盤ざぶとん
- 仙骨サポート座布団
- 仙骨サポート座布団(SSZ)の効果の検証
- レストランの椅子
- 航空機用シート
- カーナビゲーション用リモコン
- アクセルとブレーキの踏み間違い 研究
- 講演ー実験と製品化人間工学 2017.7
- Ergonomics has an important role to play for supporting economic and industrial activities.
- ダイムラー社ベンツ最新Eクラスのエルゴノミクス体験
- 人間工学入門その1 何のためにあるのでしょうか
- その2 いつ頃から人間のことを考えてものを作るようになったのでしょう
- その3 参加型人間工学
- 講演 人間工学による物作り その1ー5つの鍵
- 講演 人間工学による物作り その2ー事例1キッチンナイフ
- 講演 人間工学による物作り その3ー事例2 椅子
- 講演と論文・記事
- 国家試験問題(人間工学関連)の傾向と対策
- 目次と趣旨
- 第1章 看護のためのエルゴノミクスとは
- 第1章 1.2 人間工学で必要な人体の知識 1.3 ICTの活用
- 第3章 看護師の動きを時間で測る
- 第4章 患者の満足を調べる
- 第5章 病室の患者のゆとりを測る
- 第6章 椅子・パソコンと健康障害
- 第7章 医療ミス