岐阜県生活技術研究所の検証です

仙骨サポート座布団は、夏に座っていただくための「夏面」があります。以下の結果は、丸菱工業の委託により岐阜県生活技術研究所が調べた夏面と冬の比較です。まだ暑い日が続きます。ぜひ夏面を使用ください。して10月を過ぎたら冬面に変えてください

結論は、夏面の方が汗をかきません。 しかし冬面との差は大きいものではありませんでした。

 R0010634

写真

こちらが夏面です。(反転しますと冬面となります)

夏面の構成

3次元メッシュ構造:旭化成 Fusion

生地 ダブル・ラッセル製法による家具用ファブリック

   注 経編(たてあみ)という方法で編まれた蜂の巣状のハニカム構造をもった通気性の良い生地です。 二重になっているので強い弾力を持っています。  速乾性も有りさらっとした感触で不快感を軽減してくれます。

実験は昨年の8月に行われました。結果を図1に示します。

 

 蒸れ曲線重ね合わせ

  図1 衣服内温度湿度の測定 夏面と冬面の比較

分かったことです

1)体と座布が触れた測定状態のため湿度が高く、仙骨サポート座布団夏面と冬面の両方ともに測定開始後からやや不快の状態にあります、

2)時間とともに不快、全く不快と遷移していきます。時間経過による変化は夏面は不快の領域に遷移するのは着座開始後約13分、発汗領域に遷移するのは着座開始後約24分です。

3)冬面の場合は不快の領域に遷移するのは着座開始後約11分、発刊領域に遷移するのは着座開始後約19分であることから、冬面の方がより不快な状態になるのが早いと考えられます。

検証実験の概要

実験目的:3次元メッシュ構造を有する素材を用いた仙骨サポート座布団の夏面とそのような素材を用いない試料(冬面)の臀部の蒸れ低減性能の比較

 実験法:温湿度センサー 温湿度センサー(ヴァイサラ株式会社製HMP45ASPF)を用いた測定を行い、改良品と従来品の評価を行いました。

被験者:成人男性13名、成人女性11名

温度湿度:室内温度約30℃、室内湿度60~70%にて実験・計測を行いました。