子どもの椅子+学習机

「人間工学野呂影勇先生が机といすを診断 家にあるもので姿勢がよくなる方法を教えます」小学館edu(エデュー)6月号(4月18日発売)の反響 2012.5.3

編集部から”好評です”といううれしい情報が届けられました。

小学2年生、年長のママさんから

やはり、足をつくことは大切なのですね。食卓の食事の姿勢にも応用できるので(足をふんばらないとかむ力がと、歯医者さんにも言われて気になってました。歯並びも悪くなるんだそうです!)是非実行してみます。ただ、作るのも面倒なので(笑)いっそ、小学生用の足台がどこかで売っていればいいんですが、売っていたら紹介していただきたく!

大切なことは、

腕の動き・目線(角度と距離)を適正にすること

足台(フットスツール)を備えること

の二つです。次の図は、eduの記事の愛子ちゃんのときに作図したものです。この図の赤で描かれた箇所が二つあります。この二つを一緒に実現されることをお勧めします。

 

愛子ちゃん姿勢計測

 

改善 その1  腕の動き・目線(角度と距離)を適正にすること

上の図の椅子の座面の上の座布団がそれです。エルゴシーティングの骨盤ざぶとんをお持ちでしたらお勧めです。なければ、できるだけ硬くしっかり(左右にぶれない)したものがお勧めです。なにせ、図でお分かりのように、7.5cm 以上の厚さをカバーしなければならないからです。

このざぶとんは、本来大人が床座りのときに使うものです。しかし、子どもの場合は、椅子に載せるとテーブルの上で腕が自在に動きます。漢字の練習や習字にはとくに効果を発揮します。

 

 

改善 その2 足台を備えること

さっそく、地元静岡県伊東市のカインズホームに足台探しに行ってきました。

 

足台候補

写真でお見せしましょう。

足台候補写真s 3

おすすめは、Fです。広さも十分ですが、重量があり安定・安心です。次は、Eでしょう。さすがにホームセンター(カインズホームなど)は頼りがいがります。

他は間に合わせにすぎないでしょう。売り場には、発砲スチロールの箱や収納用コンテナーの類が多数ありますが、ここにあるものを含めて弱くて踏み抜きそうです。いっそAでしょう。 ともかく、子どもに間に合わせは、よくないと思いました。ここでの推奨のFにしても、子どもの成長に従い高さを変えねばならず、やっかいなことです。