医療・医学的なアプローチとは:
椅子の座り心地と開発のための医学的なアプローチは、従来以上に人体の医学的な側面を強調したアプローチのことである。その例として、下肢の静脈流と脚のむくみの関係や臀部や大腿部の筋肉の特性を考慮した座り心地のデザインを挙げることができる。
最近では、骨盤や仙骨のサポートが少しずつ話題となってきた。
骨格と病理に関するトピックスが少なくなったものの、椅子と医学の関係は継続している。たとえば、エコノミークラス症候群に関連して下肢静脈流の測定が最近の例である。
医学領域 |
例 |
整形外科学 |
腰痛 |
神経内科学 |
感覚神経 |
心臓血管外科学 |
下肢の静脈流 |
呼吸器内科学 |
姿勢と呼吸 |
消化器内科学 |
内臓の圧迫・臓器内血流 |
眼科学 |
眼の疲労 |
これからの 医学的なアプローチへの期待
今後、呼吸器や消化器との座位姿勢との関係が明らかになることが肺や肝臓の血流量の測定により明らかになることが期待されるであろう。
こういったことを背景として、筆者(野呂)と医学領域の医師らとの交流について、気楽に述べることにする。
- 呼吸枕
- 医師用椅子(産医大版)の開発
- 取扱説明書
- 素材の特性から選ぶクッション
- 星観(プラネタリウム)椅子の開発
- 巻きずしロール
- 骨盤ざぶとん
- 仙骨サポート座布団
- 仙骨サポート座布団(SSZ)の効果の検証
- レストランの椅子
- 航空機用シート
- カーナビゲーション用リモコン
- アクセルとブレーキの踏み間違い 研究
- 講演ー実験と製品化人間工学 2017.7
- Ergonomics has an important role to play for supporting economic and industrial activities.
- ダイムラー社ベンツ最新Eクラスのエルゴノミクス体験
- 人間工学入門その1 何のためにあるのでしょうか
- その2 いつ頃から人間のことを考えてものを作るようになったのでしょう
- その3 参加型人間工学
- 講演 人間工学による物作り その1ー5つの鍵
- 講演 人間工学による物作り その2ー事例1キッチンナイフ
- 講演 人間工学による物作り その3ー事例2 椅子
- 講演と論文・記事
- 国家試験問題(人間工学関連)の傾向と対策
- 目次と趣旨
- 第1章 看護のためのエルゴノミクスとは
- 第1章 1.2 人間工学で必要な人体の知識 1.3 ICTの活用
- 第3章 看護師の動きを時間で測る
- 第4章 患者の満足を調べる
- 第5章 病室の患者のゆとりを測る
- 第6章 椅子・パソコンと健康障害
- 第7章 医療ミス